グリーフケアスクール
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グリーフケアにとって、介護福祉職の皆様が重要な理由とは?

介護職のグリーフケア

グリーフケアには、
終末期〜看取り期の経験がとても大切です。

死別後の遺族が、「故人に対してできることはやった」・「故人が人生の最期をその人らしく過ごし、出来る限り安らかに亡くなった」と思えるかどうかは、終末期〜看取り期に、故人と密接に関わる介護福祉職の関わりの質に左右されます。
遺族が持つこのような納得感や安心感は死別後のグリーフに影響します。
つまり、介護福祉職の皆様による関わりはグリーフケアにおいて、非常に重要です。


介護福祉職がグリーフケア学習を通して得るものとは
〜今後増える終末期・看取り介護にそなえるために〜

喪失・死を目の前にした時の辛さ・戸惑いを
理解する。

終末期にある高齢者とその家族は、さまざまな辛さを抱えています。
生命を失う不安。病や老いにより日々低下する身体・認知機能。大切な方と別れる悲しみ。
グリーフとは、このように喪失に伴うさまざまな心と身体の反応を言います。グリーフケア学習とは、大切な何かを喪う、または喪って辛い状況ある方の辛さを理解することに他なりません。
様々な思いを持つ高齢者の生活を支え、家族とコミュニケーションをはかる上で、様々なヒントがあります。

若い世代や喪失を経験していない方でも、
自信をもってケアにのぞむ。

若い世代や喪失を経験していない方にとって、喪失する辛さ、死に臨む不安は想像しにくいものです。
思いがけず高齢者や家族を傷つけたり、自分自身の関わりに自信がもてないことも多いです。
グリーフについて知っていることは、関わりの質を等しく保つ一助となります。
体系的に、終末期高齢者とその家族がどのような感情を持っているか、どのように関わればよいかについて学ぶことで、
質の高い終末期介助や看取りケアを実施することができ、若い世代や喪失を経験していない方でも、自信をもってケアに臨むことができます。

専門職自身のケア。

長く関わった高齢者が亡くなると、専門職自身も辛くなります。自分の関わりはそれでよかったのか。
自分には何ができたのか。終末期から看取り期に関わる機会が増えるほど、こうした疑問に向き合う機会が増えます。
真摯に関わる専門職ほど無力感を感じることも多く、バーンアウトする可能性も高まります。
グリーフケアを学ぶことは、自分自身と向き合うことでもあり、自分自身をケアすることに繋がります。
自らのグリーフ、関わり、感情を振り返り肯定的に認めることは、終末期介護や看取りケアを実施する職員ほど必要です。

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