講師・カウンセラー紹介
  • 協会からのお知らせ
  • 図書室
  • アクセス
  • リンク集
  • 周辺観光

受講者の声 葬儀従事者コース

受講者の声

中田 真寛 様
セレモニーホールなかた・一刻館
中田公益社
中田 真寛 様


平成23年に紀伊半島を襲った台風12号被害から1年後、地元行政機関から、1周年祈念追悼行事を任されることとなりました。私は未熟ながらも、20年近く葬祭業に従事し、「だいたいの事は、経験で乗り切ることができる。」と信じて疑いませんでした。
しかし、被害地を訪れ、地元の人々や、犠牲者家族と接したとき、本来の葬祭業者として最も重要であるはずの「被害者・遺族への心のケア」は何一つできず、淡々と作業のみを繰り返すだけの無力な自分に気づきました。
そしてグリーフケアを学ぶ必要性を痛感し、葬儀従事者向けにコースがある京都グリーフケア協会で受講することに決めました。受講したことで、より経験だけではなく確かな知識があってこそ、傷ついた方々に寄り添うことができ、微力であっても立ち直りのお手伝いができるのではないかと考えるようになりました。  昨今多発する自然災害、防災はもちろんですが、もし私の住む紀伊半島で未曾有の事態が起こった時、葬祭業者として、また地域の一員として、グリーフケアを学んだ経験と知識は必ず地域のために役に立つと思っています。

最近、終活など、ライフエンディングに関わる活動が取り上げられることが多くなり事前相談に訪ねてくることが多くなってきました。
 そのような中、死を宣告され、予期悲嘆にある方とご家族がご相談に来られる時は、グリーフケアの思いをもって寄り添う必要があります。
 多く方は、お別れまでの期間が短く、「死を宣告された方と共に生きる」という選択肢がなく様々な悲しみや不安が心の中で入り乱れています。このような方に私たちは何をお話しすれば良いのか?
 私なりの答えは、お客様にご葬儀に関する最低限の情報を提供することは重要ですが、一番重要なのは、良い聞き手になる事、お話を傾聴し、カタルシス効果で、少しでも安らぎを与えられればと考えています。またこれが、死別直後から立ち直り課程においても、より信頼を頂ける大切な第一歩となると思います。

 私たちが死を間近に控えた方に直接営業することはありません。
 しかし最近では、お客さまが、死の線を越えて、私たちに相談に来てくださいます。私たちが、お客様にとって一番良い距離感で話しやすい存在になったと言うことなのかもしれません。
 最近、相談にこられる方は、儀式としてお葬式を施行したいというよりも、グリーフケアの一環としてお葬式の施行を求める方が多くなってきているような気がします。
私たちが今後、多くの皆様の思いに応えていくには、葬祭業者という枠組みではなく、ライフエンディング事業者と変わっていかなくてはなりません。ライフエンディング事業となると、私たちは、葬儀に留まらず、お客さまの様々な要望に応えていく必要性が出てきます。単にお客様と、葬儀という点で結びつくのではなく、ライフエンディングステージという線で結びつく必要があると思うのです。
私たちは、ライフエンディングステージにいる方々と、最初から最後まで、共に未来を創る事の出来る可能性を秘めた、数少ない業種だと考えています。

葬祭業とは、文字通りお葬式という行事を滞りなく提供するサービス業です。
もちろん、その中には、お客様への心のケアが自然に含まれていました。しかし、それらは、それぞれの会社の文化や、経験によるところが多く、私たちと、悲嘆経験者の思いとは少しかけ離れていたように今では感じます。
 上級コースを修了する頃には、今までの経験とグリーフケアが結びつき、悲嘆反応を起こしているお客様へ対応の際、その方の立場に立って、肯定的に考え理解しようと思えるようになった事、聴き方や伝え方を学んだことで、様々な角度、立場に立て、人を理解する努力が出来るようにもなりました。お客様に寄り添うという事を学んだことで、我慢しきれずあふれ出すお客様の涙を見る機会が多くなった気がしますし、ご葬儀終了後でも、お客様とより良い関係を構築できているように思います。
 私はサービスを提供する者ではなく、ここで学んだグリーフケアとホスピタリティーで共にお客様と成長していくパートナーでありたいと考えるようになりました。
また、これらは、対人関係や仕事の時だけにとどまらず、普段生活の中にもよい変化をもたらしているように思います。

京都グリーフケア協会を選んだ理由は、 私の住む和歌山からあまり遠くなく、京都という町が、今後の研修先としてもスムーズに社員に受け入れられそうに思ったことと、少人数制で、講師の方々を拝見してもご活躍中の方ばかりで、ぜひお話を聞いてみたいと思ったこと。また 内容がグリーフケアだけというものではなくグリーフケアを業務にどう落とし込むのかなど、、コンサルティング的な要素も含まれていたことも上げられます。広く行われている「グリーフケア概論」的な勉強会ではなく、少し掘り下げた内容で、他と比べても一番実践的で内容の濃いカリキュラムに思えました。
また、事務局の対応が大変良かったこと。お電話でまず内容をお聞きしたのですが、わかりやすく、的確にお答え頂け、また対応がはやかったことで、分からないことがあれば課程修了後も、気軽に何でも相談に乗ってもらえそうだと思ったことなどが、決め手となりました。
私は、1級までのカリキュラムを修了いたしましたが、大変充実した内容で満足していますし、事務局にご紹介頂いた本「構造構成理論」は、実践ですごく役に立っています。この場を借り、お礼申し上げます。



受講者の声トップにもどる | 受講者の声 葬儀従事者コース一覧にもどる