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受講者の声 葬儀従事者コース

受講者の声

嘉陽 果林 様
株式会社おもかげ(遺体修復・復元専門会社)
代表取締役
嘉陽 果林 様


私は沖縄県でご遺体修復・復元専門会社を経営しております。
数年間、通常の納棺師として従事しておりましたが、もっとご遺体にアプローチできるの ではないかと、2018年より自らの手で彼らをお見送りできる会社を作りました。

毎日、沢山のご遺体に寄り添い、出棺までそのお顔を見に行くことを生業にしていた当時 の私は、ご遺族へのグリーフケアはノータッチでした。
「ご遺族は気分が浮き沈みしているので話しかけないで、処置だけして帰るのがよい。」 と考えていたからです。
ことさらご遺体に対して強い思いを持っていた私は、「グリーフケアなんて必要ないし、 ご遺体がいればいい。」と頑なでした。
しかしある時ある方に、ご遺族感情への配慮を促す言葉を一喝され、渋々、京都グリーフ ケア協会さんの門を叩いたのが始まりでした。

受講前は、「ご遺族の感情なんて知る必要がない」と言い切っていた私でしたが、初級の 講師の先生方はどちらもお子様を亡くされた経験がある方でお話を聞き、かなりのインパ クトを受けました。
講義を受ける中で、ご遺体を扱う専門業従事者によくある、「何かしなければいけない」 という屈折した使命感、ご遺族感情を押しのけて「やってやった・してあげた」という自 己満足感情に陥る危険性の高さを痛感致しました。
その後、興味が強くなり中級、上級と立て続けに受講しました。
上級では、看取りや緩和ケアに携わる医師の先生方からの教えを受け、私はどれだけ様々 なことを知ったかぶりをしていたのだろうと、自身のおごりを反省しました。

通常、納棺の時間は1〜2時間程と葬儀担当者様よりもかなりの短い時間です。
この京都グリーフケア協会さんでの学びを生かしたい!と、その短い間にどこまでのグリ ーフケアができるのか沢山、試行錯誤しました。
私は「ご遺体を見て生前を語れる」という徹底したご遺体管理学に基づいて、弊社を立ち 上げました。
生前の故人様の話ができること、そして一番はご遺体を大切に愛してあげること、を今回 学んだグリーフケアにプラスすれば、もっとご遺族に信頼されるご遺体を扱う専門業従事 者になれるのではないかと感じています。

沖縄で「グリーフケアを学びに内地にいく」と伝えた所、否定的な意見を言われることも ありました。
会社立ち上げから孤独でしたが、いつの時代でも、誰もしたことがない事をする、という 行為は沢山の気力と不安が付きまとうものです。
ご遺体はそんな私に、お疲れさん!も言ってくれないので、今している事が正しいのか、 孤独に耐え切れず、不安で何度が挫折しそうになりましたが…。
しかし、 6 畳の部屋で 5 人のご遺体とずっと一緒にいて、荼毘にふすまで彼らを隣で見守 っておきたいと強く願って会社を作った初心を、いつも思い出すようにしています。

世の中には、例えば首の後ろにドライアイスを置くと体液が止まる、など間違ったご遺体 についての情報が蔓延しています。

また、有名な葬儀映画でもご遺体は主人公のバーターにしかなっていません。
こうした状況は(個人的に)悲しいです。

わたくしはいつも、ご遺体の尊厳をただ守るための良い方法を、一生懸命考えています。
今後は、より会社のブランディングに力を入れ、SNSやセミナーなどでご遺体管理学情報 を多く発信して、今 BtoB (葬儀社様からのご依頼)となっているこのポジションを必ず CtoB (ご遺族様からの弊社への依頼)にしたいです。

故人様がご遺族に「ありがとう」と言って安心して
旅立って頂けるように、
またご遺族が安堵の気持ちでお見送りできるように、最後の最後の瞬間まで見守れる会社 になりたいです。

そしてご遺体従事のブレーンとなれるように、
これからも慢心せずに自力の底上げに尽力し、
頑張っていきたいです。



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