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受講者の声 看護師・助産師コース

受講者の声

大越 亜希子 様
訪問看護ステーションまいか
大越 亜希子 様


私は、13年間救命センターで働いていました。救命センターでは、毎日外傷の方が運ばれ、 突然命を絶たれる方もたくさんおられました。命を救うことが最優先される限られた時間の中で、 私はご家族の心のケアに十分な時間を割くことができませんでした。しかし、自分の言動が残されたご家族にどのような影響を与えていたのか、ずっと気になっていました。自分の看護を振り返るうちに、人々のグリーフを出来るだけ小さくできるように適確な対応ができるようになりたい、「グリーフ」を基礎から学びたいと思うようになりました。
グリーフケアをネットで検索したところ、京都グリーフケア協会さんにたどりつきました。京都グリーフケア協会さんの「少人数での授業」、「 様々な講師から多面的に考える能力を養う」、「 自分自身を見つめ直し気付くことの大切さ」 というキーワードに惹かれました。実際に授業を受けると、少人数のため疑問に感じたことは、その場ですぐに質問でき解決することができました。また、受講生がそれぞれの体験を情報共有することで自分を客観視し、新たな気づきを得ることで、視野を広げることができました。さらに、この研修で自分自身とも向き合うことができ、自分を理解することではじめて人を理解することができるという大切なことに気づきました。
今回の研修で学んだことで特に印象的だったのは、対話の中で相手の話を整理しながら苦しみの本質に意識を向け聴くことの大切さです。相手が最も伝えたいことを相手の言葉で反復しながら話を深め、どれだけ伝えたいことをキャッチできるか。また、沈黙の大切さも知りました。沈黙は、重い心の扉を開ける作業であり、長くても良いのだと。その後大切な言葉が出てくる可能性もある。 沈黙から逃げないことが大切。 自分が相手を理解していると伝えようとするよりも、まず相手が自分の苦しみを分かってくれたと感じてもらえる聴き方をすることの大切さ も学びました。また、一言にグリーフケアといっても、グリーフには「人物」、「所有物」、「環境」、「 身体の一部分」、「目標や自己イメージ」など様々なものがあり、残されたご家族の心のケアをすることだけがグリーフケアではないということも学びました。
私は、現在訪問看護師をしています。認知症、失語症の方や大切な方を失った方々とも関わらせて頂いています。今回の研修で学んだ相手の理解者になるための方法や傾聴を実践しながら、以前自分が恐れていた沈黙にも対応できるようになりました。
今後は、学んだことをさらに活かして、様々なグリーフに適確に対応できる看護師となり、 人々を苦しみから解放できるような環境作りをしていきたいです。 また患者、家族と医療者の架け橋となりお互いが向き合える場所を作っていきたいと考えています。
貴重な学びをありがとうございました。



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