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受講者の声 看護師・助産師コース

受講者の声

祢宜洞 吏恵 様
高山赤十字病院
高山赤十字介護老健施設
はなさと
看護係長
祢宜洞 吏恵 様


私の看護師経験の多くは急性期病院の内科系および外科系病棟でした。手術や治療を受け無事に退院される方の中で、治療の効果がなく人生の最終段階を迎えられる方々とも多く関わらせて頂きました。次第に弱っていき、臨床症状もうまくコントロール出来ず苦しまれる方々の前で、私は症状コントロールさえできればこの方々を救えると思っていました。自分が多くを学んで、それらが施された時に目の前の方の苦しみが減るならば、と思い、疼痛コントロールなどフィジカルな面に注目していました。しかし、いくら症状が落ち着いていても彼らは、『家に帰ることができない、家族に会えない、生きている意味がない、何のために今まで頑張ってきたのだろう、悪いことなんてしていないのに・・・』という苦しみを抱え、同時にその方々の家族も苦しんでいました。それに応えようにもこたえられない自分自身もつらく、そのような方から足が遠のいていく自分にも嫌気がさしていました。医療技術が進歩しても、社会保障や制度が発達しても救われることのない思いがあり、何もできない自分自身にも苦しみ、グリーフケアについて学ぼうと考えました。その中で当協会のグリーフケアスクールを知りました。
当協会での授業は、様々な背景を持ちながらも、対象のグリーフケアについて強い思いをお持ちの同志と、少人数で学べることが良いところかと思います。また、このような授業は、主に医療者やその道の専門家が講義をされるものが多いですが、当協会の講義はグリーフの当事者であった方々も多くいらっしゃるのが特徴的です。医療者から良かれと思って施したことが、実は傷つけられることになった、ということも…実際に自分が経験したことを当事者からの目線でアドバイスも頂け、貴重な学びを得ました。
このグリーフケアスクールを通して、グリーフケアというものが、援助者が一方的にケアするという概念から、決してそうではないということ、対象のグリーフワークを支えるという姿勢に変わりました。講師の方の様々な考え方があり、何が正しいのか、真実なのかということに囚われそうになりますが、そうではなく、対象にとってどんな視点がいいのか?その中で何が対象にとって良いのか、という柔軟な考え方もできるようになりました。急性期の職場からは離れましたが、グリーフを抱えた方々はどこにでもいらっしゃいます。自施設においてもスタッフにつたえていきたいです。
当協会でのグリーフケアスクールは、何より京都の町屋の素敵な空間で、素敵な仲間と、先生と学べる、スタッフの方々も細やかな気配りをされる素敵な方々で安心して学ぶことができます。是非、一緒にグリーフケアを学びましょう。



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