- ホーム
- 京都グリーフケア協会について
- 開設までの歩みと思い
について
開設までの歩みと思い
京都グリーフケア協会は、温めていた思いを現実にする為、約3年の月日をかけ準備してきました。 準備の中で大切に思ったことは、協会に従事する者がグリーフケアに対する思いを継続してもつこと。そして、ご遺族の方々により多くの方々が真摯に寄り添える環境を日本につくりあげることでした。 もちろん、開設するに当たり、カリキュラムつくりなども大切でしたが、核となるべきものは揺るがないそれらの意志だと思い何度も確認する時間をつくりました。
創業地京都は日本文化を深く残し、人の心を和やかにする処と考え、諦めず理想の場所を探し続けました。 そして、ようやく鴨川に沿う蔵と中庭がよい風情の町家と出会うことができました。
春は鴨川沿いに咲く桜や川面で遊ぶ鳥たちの姿が見え、鴨川から中庭に流れ込む風の匂いが受講者の方々の心を落ち着かせてくれます。 また、秋は石庭にあるもみじが素晴らしい紅葉を見せてくれます。 そして受講される方々はもちろん、講師をしていただく先生方からも素晴らしい時間を持てましたと言っていただけることを願っています。
各講座は6人から8人ほどの少人数クラスで行なわれ、講師の表情が見え直ぐに意思疎通がはかれる環境となっています。
これは「グリーフケアの実践に携わる人材育成」に向けて少人数制の講座を設置することで、受講者と講師の距離が狭まり細かな疑問もその場で質問し解決の糸口が見つかるとの思いを込めています。
最後に、京都グリーフケア協会は日本各地で発生した災害で亡くなられたご遺族の方々はもちろん、被災地で看護されておられる看護師の方々、 葬儀従事者の方々、ボランティアの方々などにもサポートができればと強く思っています。