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理事長あいさつ
当協会も発足以来10年を越え、講師軍も多方面に渡り、授業内容も充実し、受講者様にも定量的に価値ある学びを提供していた矢先、コロナウイルスにより生活
様式が一変してしまい運営方法を一新せざるを得なくなりました。従来からの少人数で学びを深める方式ではあるものの、京都という場所と、人との交わりを持
つことが出来なくなったのです。一方、感染症での最期については入院でのご家族との接触が叶わない状況下の中で、患者様自身・ご家族の抱える不安やグリー
フは計り知れない状況下が続く中で、これまで以上にグリーフケアの必要性が増しているのです。
その様な状況を改善すべく、本協会は今までの授業スタイルを一変してWEBによる学びの場を提供し、特に医療従事者様には時間の許す範囲の中で受講いただけ
る基礎コースを設けたほか、全コース、自宅での受講が可能としました。コロナウイルスは今までの無縁社会に拍車をかけましたが、終息後もその残した傷跡は
修復できるものとは思えません。益々進む孤立社会の中で、グリーフと向き合わなければならない方々が増えるでしょう。皆様が、グリーフに理解を深めること
で、悲しみに向き合う方々の支えになっていただけることを望んでいます。
令和3年6月吉日
京都グリーフケア協会