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受講者の声 葬儀従事者コース

受講者の声

田中 幸子 様
株式会社メモリード
田中 幸子 様


私は葬儀に関わる仕事に就いて数か月と日が浅く、今後施行を担当するにあたってご遺族様とどのように接すれば良いのか、基本的なことから学びたいと思い、このグリーフケア初級コースを受講致しました。
会場は京都の民家を利用されていて、落ち着いた雰囲気の中で受講することができました。昔ながらの民家は内装も興味深く、受講の合間に協会スタッフの方が建物内を案内して下さったのが嬉しかったです。講師は実際にグリーフ体験をされた方が務められ、ご自身の体験や現場でのエピソードを交えながら講話をして下さったので、葬儀従事者としての経験が少ない私でも理解しやすい内容でした。また、今回は少人数での受講だったこともあり、講師の方はもちろん、他の受講者とも積極的に意見を交換することができ、とても充実した2日間となりました。
本コースを受講して私が学んだのは、グリーフケアの基本は「相手の話を聞くこと」であるということです。それまで私は「グリーフケア」とは「相手の内にある悲しみを取り除く方法」だと思っていたのですが、講習を聞き、「悲しみを完全に取り除く」のは非常に困難であると分かりました。だからこそ、相手の話をよく聞いて、その悲しみに寄り添うことが重要であり、その為には言葉の選び方や仕草、相手との距離感といった「聞き手としての姿勢」を磨いていかなければならないということを学びました。私は特に、言葉の選び方の点で聞き手として不足していると感じるので、ご遺族様がどのような心情でおられるのか、どのような言葉をかけるのが適切なのかを知る為にも、今後はより細やかにご遺族様の声に耳を傾けるようにしたいと思いました。
葬儀従事者としての経験が少ない私がグリーフケアを受講することに、初めは不安がありましたが、講習を通じて、今の自分に足りていないことや今後の目標を自覚することができました。この2日間で学んだことを活かし、ご遺族様とコミュニケーションを取る中で、少しでも心の内の悲しみに寄り添える葬儀従事者となれるよう今後も努力していきます。ありがとうございました。



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