講師・カウンセラー紹介 詳細
梶山 徹
■プロフィール
公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院
緩和ケアセンター長
緩和ケア科部長
略歴
・和歌山県立医科大学医学部卒業.
・京都大学大学院医学研究科内科系専攻課程修了医学博士.
・天理よろづ相談所病院消化器内科医員.
・京都大学総合診療部助手.
・関西電力病院消化器内科部長、
緩和ケアセンター長を経て現職.
・なにわ緩和ケアカンファレンス代表世話人.
・日本緩和医療学会 緩和医療専門医
・公認心理師
私は大学卒業後消化器内科を専門にしてきましたが,研修医時代に母を胃癌で亡くしました.自らの悲嘆の回復には数年を要したのですが,その時の体験から最終的に緩和ケアの道に進もうと決めて,母の享年の歳になったときに緩和医療医に転向しました.
緩和ケアは,苦痛緩和と希望実現が2本柱となりますが,看取りから悲嘆へと続く一連のケアの中でも,希望実現が大切だと実感しています.
エンド・オブ・ライフケアは,『敗北の医療』などではなく,遺族のその後の人生を変えてしまうほどの影響力を持つ『明日に繋がる医療』です.基礎級で学んだ悲嘆の知識を基盤として,悲嘆者に対する全人的ケアを,症例検討やロールプレイなどを交えて共に学んでいきたいと思います.