講師・カウンセラー紹介 詳細
河瀬 雅紀
現職;
医療法人財団 桜花会 醍醐病院・診療部顧問(精神科医)
略歴
高知医科大学医学部卒業
京都府立医科大学大学院医学研究科単位取得後退学
公立南丹病院精神神経科医長
京都府立医科大学精神医学教室助手
南オーストラリア州・フリンダース大学緩和ケア部門に留学
(1994.10~1995.11)
京都府立医科大学精神医学教室助手~助教授
(この間に京都府精神保健福祉総合センター所長)
京都ノートルダム女子大学人間文化学部教授(2004.9)
京都府立医科大学医学部客員教授(2007.4~2021.3)
京都ノートルダム女子大学名誉教授(2021.4)
主な活動
1990年頃からリエゾン精神医学の一環としてがん患者と家族のケアに携わるようになりました。
がんの告知がなされないまま最期を迎えることが多かった頃です。
そこで、がんという事実を引き受けながら生きる患者や家族へのケアを学びにオーストラリアのホスピスへ行き、
スタッフへのケア、遺族ケア、在宅ケアなども体験しました。帰国後は大学病院でサイコオンコロジーを実践するとともに、
日本バプテスト病院ホスピスや大津市民病院緩和ケア病棟などでチーム医療に携わってきました。
現在は精神科・心療内科の外来や、がん患者支援リレー・フォー・ライフ活動などで、喪失や悲嘆の課題に取り組んでいます。
また、京都府自殺対策推進協議会会長(2015.4~)、京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト・メール相談などを担当、
自死遺族の悲嘆、若者の絶望、そしてそこから回復しようとする力などについても皆さんと共有していきたいと思います。
主な著書
・今日の治療指針~私はこう治療している~がん患者の精神的問題
医学書院 2002
・がん患者 グループ療法の実際
金芳堂 2009
・(改訂第2版)パーソナリティ障害の認知療法
(演技性パーソナリティ障害(第10章)、
強迫性パーソナリティ障害(第14章)分担訳)
岩崎学術出版社 2011
・精神医学第12版(サイコオンコロジー 執筆担当) 金芳堂 2013