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協会からのお知らせ
2019/8/12
お盆の営業につきまして
お盆期間の営業についてお知らせします。
2019年8月11日〜8月16日まで盆休業と致します。
ご不便をおかけしますが何卒ご了承下さいますようお願い致します。
お盆期間の営業についてお知らせします。
2019年8月11日〜8月16日まで盆休業と致します。
ご不便をおかけしますが何卒ご了承下さいますようお願い致します。
2019/8/6
第5回グリーフケアシンポジウムを開催しました。
7月27日(土)、知恩院和順会館で第5回グリーフケアシンポジウムを開催しました。
6月半ばには定員に達し、多くの方にキャンセル待ちのご登録をいただきました。
当日は台風が近づいている中でしたがほぼ全ての方がお越しになり、200名近い方々にお集りいただきました。
■第1部 基調講演
講演者は、柏木哲夫先生(淀川キリスト教病院 名誉ホスピス長)。
テーマは「悲嘆のケア」。
先生は、1965年大阪大学医学部卒業。3年間の臨床を経て、ワシントン大学に留学。1972年に帰国し、淀川キリスト教病院に精神神経科を開設。翌年1973年には、日本で初めてホスピスケアプログラムを開始されました。1984年にホスピスを開設、その後副院長、ホスピス長を経、2013年淀川キリスト教病院 理事長に就任。現在は、同病院相談役としてご活躍です。
<アンケート>
・柏木先生の講演はいつでも全てに関して、わかりやすくユーモアがあるため心に残る。理解しやすい。
・患者も家族も弱音を吐きたいけどできない現状があることをさらに理解することができた。人間力を磨くにはどうすれば良いか、緩和ケアにおけるサポート力をもっと学びたいという思いが強くなった。
・患者さんから深刻な話をされた時の私のことを言われたようで「ハッ」としました。寄り添いたいと思う一方で、逃げ腰で安易な励ましにより話を途絶してしまい、私にもやもやが残った理由がわかり、人間力を養わなければと強く感じました。
・ユーモアある講演が聞きやすかったです。患者さんも含めて、家族ケアの基本で重要な部分、言葉の重み、向き合う姿勢を学ぶことができました。
・母が亡くなってからずっと母の「もっと生きたい」に向き合えなかった自分のことが許せない思いでした。あの時、どのように返事すればよかったのか、今日やっと見つけられたと思います。
■第2部 パネリスト各位による講演
・飯田英晴先生(藍野大学短期大学部副学長)
・河瀬雅紀先生(京都ノートルダム女子大学心理学研究科長・教授)
・小野若菜子先生(聖路加国際大学大学院看護学研究科在宅看護学准教授)
・宿原寿美子先生(株式会社キュア・エッセンス代表、死化粧師・復元師)
・坂下裕子さん(こども遺族の会小さないのち代表)
の5名に、それぞれの立場からお話いただきました。
<アンケート>
・訪問看護において、家族の方に寄り添う看護、亡くなられたあとの自分の行動もグリーフに繋がることが分かりました。今後もその気持ちを考え、取り組んでいこうと思うことができました。
・坂下先生が「意識のある人と同じように」「今しかできないことを」の中でお話されたことをケアの中で大切にしたいなと思いました。
・死別前後の家族への声掛け、対応の仕方、実際ずっとそばにいること、沈黙の中に居ることはストレスを感じやすいが、それがケアに繋がる事を理解していれば、声かけだけでなく、自分の存在の在り方を考えさせられた。
・葬儀社の方のお話しを聞く機会が今までなかったので、お話しを聞いていて新鮮でした。
・宿原先生の講演でもらい泣きしてしまいました。自己満足で終わらず、相手の気持ちを汲み取ることが大切で、難しいなと改めて感じました。
・飯田先生の、良い葬儀はグリーフケアになるというお話は、自分の考えと一緒でした。
■第3部 パネルディスカッション
テーマは「死別前後のグリーフケアを考える」。
演者は第2部の皆様でした。
やや幅の広いテーマでしたが、専門職自身のケア、デスカンファレンスの在り方など様々なことが話し合われました。
フロアからの質問を質問紙で募集しましたが、時間が足りず全て紹介できませんでしたので、次回以降改善したいと思います。
<アンケート>
・第2部の補完となった。看取りに関する専門職へのケアについて様々な考えることができた。
・看護師として死別前から家族の悲嘆による悪影響を抑える方法。必要性の場面がよかった。
・デスカンファレンス…できたことをきちんと根拠をあげて、証言を身近な人が伝えていく。できなかったことは個人の問題でなく、チームのこれからの課題、という言葉がデスカンファレンスの持ち方を再考することができた。
・「亡くなった身体の変化を遅らせる」イメージしたことはなかったが、介護では棺桶に入る時に不自然な状態にならないように身体を拘縮しないようにケアをするという話を聞いたことがありました。近隣の葬儀会館が文化講座を開いていますが、これもグリーフケアを目的としているのかなぁと気づきました。
---
今回で5回目となったシンポジウム。
今年は医療・福祉・葬祭の方々に受講していただきました。
接点はありながら、互いについてよく知らないこともまだまだ多いのではないでしょうか。
患者が故人に、家族が遺族になる過程で、周囲はどう関わるのか。
病院を出た故人と遺族がその後どうなるのか、葬儀式場に来た故人と遺族はどのような最期の時を過ごしてきたのか。
専門職が人として、患者・家族・遺族の思いをどう繫いでいけるのか。
死別前後を意識することで、これまで気にもとめなかった患者、家族、遺族の思いに気づき、より丁寧に関わることができるのだと思います。
遺族にとって、こうした関わりはケアになります。グリーフは出るとしても、各自の適応過程に何らかの影響を与えるでしょう。
戦後、獲得することが善とされた日本で、人々は喪失することを無意識に遠ざけ、考えないようになっていきました。
今後は地域全体で、喪失や死が増えていきます。各所でグリーフや死について学び合い、地域全体でケアを考える活動が広がればと思っています。
参加していただいた皆様、ご登壇いただいた先生各位、広報にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
それでは、また。
7月27日(土)、知恩院和順会館で第5回グリーフケアシンポジウムを開催しました。
6月半ばには定員に達し、多くの方にキャンセル待ちのご登録をいただきました。
当日は台風が近づいている中でしたがほぼ全ての方がお越しになり、200名近い方々にお集りいただきました。
■第1部 基調講演
講演者は、柏木哲夫先生(淀川キリスト教病院 名誉ホスピス長)。
テーマは「悲嘆のケア」。
先生は、1965年大阪大学医学部卒業。3年間の臨床を経て、ワシントン大学に留学。1972年に帰国し、淀川キリスト教病院に精神神経科を開設。翌年1973年には、日本で初めてホスピスケアプログラムを開始されました。1984年にホスピスを開設、その後副院長、ホスピス長を経、2013年淀川キリスト教病院 理事長に就任。現在は、同病院相談役としてご活躍です。
<アンケート>
・柏木先生の講演はいつでも全てに関して、わかりやすくユーモアがあるため心に残る。理解しやすい。
・患者も家族も弱音を吐きたいけどできない現状があることをさらに理解することができた。人間力を磨くにはどうすれば良いか、緩和ケアにおけるサポート力をもっと学びたいという思いが強くなった。
・患者さんから深刻な話をされた時の私のことを言われたようで「ハッ」としました。寄り添いたいと思う一方で、逃げ腰で安易な励ましにより話を途絶してしまい、私にもやもやが残った理由がわかり、人間力を養わなければと強く感じました。
・ユーモアある講演が聞きやすかったです。患者さんも含めて、家族ケアの基本で重要な部分、言葉の重み、向き合う姿勢を学ぶことができました。
・母が亡くなってからずっと母の「もっと生きたい」に向き合えなかった自分のことが許せない思いでした。あの時、どのように返事すればよかったのか、今日やっと見つけられたと思います。
■第2部 パネリスト各位による講演
・飯田英晴先生(藍野大学短期大学部副学長)
・河瀬雅紀先生(京都ノートルダム女子大学心理学研究科長・教授)
・小野若菜子先生(聖路加国際大学大学院看護学研究科在宅看護学准教授)
・宿原寿美子先生(株式会社キュア・エッセンス代表、死化粧師・復元師)
・坂下裕子さん(こども遺族の会小さないのち代表)
の5名に、それぞれの立場からお話いただきました。
<アンケート>
・訪問看護において、家族の方に寄り添う看護、亡くなられたあとの自分の行動もグリーフに繋がることが分かりました。今後もその気持ちを考え、取り組んでいこうと思うことができました。
・坂下先生が「意識のある人と同じように」「今しかできないことを」の中でお話されたことをケアの中で大切にしたいなと思いました。
・死別前後の家族への声掛け、対応の仕方、実際ずっとそばにいること、沈黙の中に居ることはストレスを感じやすいが、それがケアに繋がる事を理解していれば、声かけだけでなく、自分の存在の在り方を考えさせられた。
・葬儀社の方のお話しを聞く機会が今までなかったので、お話しを聞いていて新鮮でした。
・宿原先生の講演でもらい泣きしてしまいました。自己満足で終わらず、相手の気持ちを汲み取ることが大切で、難しいなと改めて感じました。
・飯田先生の、良い葬儀はグリーフケアになるというお話は、自分の考えと一緒でした。
■第3部 パネルディスカッション
テーマは「死別前後のグリーフケアを考える」。
演者は第2部の皆様でした。
やや幅の広いテーマでしたが、専門職自身のケア、デスカンファレンスの在り方など様々なことが話し合われました。
フロアからの質問を質問紙で募集しましたが、時間が足りず全て紹介できませんでしたので、次回以降改善したいと思います。
<アンケート>
・第2部の補完となった。看取りに関する専門職へのケアについて様々な考えることができた。
・看護師として死別前から家族の悲嘆による悪影響を抑える方法。必要性の場面がよかった。
・デスカンファレンス…できたことをきちんと根拠をあげて、証言を身近な人が伝えていく。できなかったことは個人の問題でなく、チームのこれからの課題、という言葉がデスカンファレンスの持ち方を再考することができた。
・「亡くなった身体の変化を遅らせる」イメージしたことはなかったが、介護では棺桶に入る時に不自然な状態にならないように身体を拘縮しないようにケアをするという話を聞いたことがありました。近隣の葬儀会館が文化講座を開いていますが、これもグリーフケアを目的としているのかなぁと気づきました。
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今回で5回目となったシンポジウム。
今年は医療・福祉・葬祭の方々に受講していただきました。
接点はありながら、互いについてよく知らないこともまだまだ多いのではないでしょうか。
患者が故人に、家族が遺族になる過程で、周囲はどう関わるのか。
病院を出た故人と遺族がその後どうなるのか、葬儀式場に来た故人と遺族はどのような最期の時を過ごしてきたのか。
専門職が人として、患者・家族・遺族の思いをどう繫いでいけるのか。
死別前後を意識することで、これまで気にもとめなかった患者、家族、遺族の思いに気づき、より丁寧に関わることができるのだと思います。
遺族にとって、こうした関わりはケアになります。グリーフは出るとしても、各自の適応過程に何らかの影響を与えるでしょう。
戦後、獲得することが善とされた日本で、人々は喪失することを無意識に遠ざけ、考えないようになっていきました。
今後は地域全体で、喪失や死が増えていきます。各所でグリーフや死について学び合い、地域全体でケアを考える活動が広がればと思っています。
参加していただいた皆様、ご登壇いただいた先生各位、広報にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
それでは、また。
2019/8/2
フューネラルビジネスフェア2019で、坂下裕子さんが講演されました。
毎日暑いですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
少し前となりますがフューネラルビジネスフェア2019において、当協会でもご登壇い
ただいている坂下裕子さん(こども遺族の会小さないのち代表)が講演されました。
フューネラルビジネスフェアは、葬祭関連職種が参加する展示会です。
今講演では、葬儀社従業員に対して、グリーフケアを意識する大切さを説かれまし
た。
以下、アンケートコメントを抜粋し、ご紹介します。
■アンケートコメント
・具体的な事例がとても参考になった。
・普段の姿勢として自信がついた点、気づきのあった点がたくさんあり勉強になっ
た。自分と向き合いながら、これからも頑張ろうと思えた。
・学んできたことの再確認ができた。会社でPDCAにしたい。
・自分の本心を見つめなおすことの大切さを知りました。
---
今後は死別に伴いグリーフを抱える人はもちろん、孤立する方々も増えます。
グリーフの個々人と社会に与える影響は小さくなく、心身の健康を損なう上、引きこ
もり・抑うつ傾向が増すため、経済活動も停滞し、仕事の効率も低下します。
地域付き合いが減り、家族どうしで支える力も弱くなっている今、改めて互いのグ
リーフを考えられる地域作りが課題となっています。
地域のどこかに、葬儀会館がある時代。
葬儀社従業員の方々がグリーフケアを大切に思う気持ちは、当協会が設立した2011年
と比べると高くなっています。
今後は、グリーフについての学べる場、死を考える地域住民の集い場となるなど、
死・看取りに向き合う社会資源の一つになっていくのかもしれませんね。
毎日暑いですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
少し前となりますがフューネラルビジネスフェア2019において、当協会でもご登壇い
ただいている坂下裕子さん(こども遺族の会小さないのち代表)が講演されました。
フューネラルビジネスフェアは、葬祭関連職種が参加する展示会です。
今講演では、葬儀社従業員に対して、グリーフケアを意識する大切さを説かれまし
た。
以下、アンケートコメントを抜粋し、ご紹介します。
■アンケートコメント
・具体的な事例がとても参考になった。
・普段の姿勢として自信がついた点、気づきのあった点がたくさんあり勉強になっ
た。自分と向き合いながら、これからも頑張ろうと思えた。
・学んできたことの再確認ができた。会社でPDCAにしたい。
・自分の本心を見つめなおすことの大切さを知りました。
---
今後は死別に伴いグリーフを抱える人はもちろん、孤立する方々も増えます。
グリーフの個々人と社会に与える影響は小さくなく、心身の健康を損なう上、引きこ
もり・抑うつ傾向が増すため、経済活動も停滞し、仕事の効率も低下します。
地域付き合いが減り、家族どうしで支える力も弱くなっている今、改めて互いのグ
リーフを考えられる地域作りが課題となっています。
地域のどこかに、葬儀会館がある時代。
葬儀社従業員の方々がグリーフケアを大切に思う気持ちは、当協会が設立した2011年
と比べると高くなっています。
今後は、グリーフについての学べる場、死を考える地域住民の集い場となるなど、
死・看取りに向き合う社会資源の一つになっていくのかもしれませんね。
2019/4/29
GW期間の営業について
GW期間中5月3日〜5月6日は、お休みとさせていただきます。
よろしくお願い致します。
GW期間中5月3日〜5月6日は、お休みとさせていただきます。
よろしくお願い致します。
2019/4/24
書籍紹介〜あいまいな喪失と家族のレジリエンス
本日は表題の書籍をご紹介します。
東日本大震災では、死者とともに数多くの行方不明者が発生し、今でも行方がわからない方々が、多数おられます。
生死がはっきりしない状況は、あいまいな喪失状況と呼ばれ、この状況にある人は、大きなストレスを受け続けることが明らかになっています。
この書籍では、あいまいな喪失の中でも災害支援に関わる事例を、家族療法の観点からわかりやすく解説されています。
被災した個人にのみ焦点をあてるのではなく、家族全体に目を向ける見方は、グリーフケアを考える上で非常に大切です。
ご興味のある方は、読まれてみてはいかがでしょうか。
〇あいまいな喪失と家族のレジリエンス
http://www.seishinshobo.co.jp/book/b428044.html
本日は表題の書籍をご紹介します。
東日本大震災では、死者とともに数多くの行方不明者が発生し、今でも行方がわからない方々が、多数おられます。
生死がはっきりしない状況は、あいまいな喪失状況と呼ばれ、この状況にある人は、大きなストレスを受け続けることが明らかになっています。
この書籍では、あいまいな喪失の中でも災害支援に関わる事例を、家族療法の観点からわかりやすく解説されています。
被災した個人にのみ焦点をあてるのではなく、家族全体に目を向ける見方は、グリーフケアを考える上で非常に大切です。
ご興味のある方は、読まれてみてはいかがでしょうか。
〇あいまいな喪失と家族のレジリエンス
http://www.seishinshobo.co.jp/book/b428044.html
2019/4/8
2019/3/29
書籍紹介「家族にとってのグリーフケア〜医療の現場から考える / 彩流社」
本日は以下の書籍をご紹介します。
グリーフケアスクールでご登壇いただいている、坂下ひろこさん(こども遺族の会「小さないのち」代表)が遺族各位と共に実施してきた講座を書籍にまとめられました。
子どもを亡くすケースに携わる関連領域の方は、読まれてみてはいかがでしょうか。
■家族にとってのグリーフケア〜医療の現場から考える / 彩流社
子どもを亡くした家族にとって、グリーフケア(喪失に伴うさまざまな反応)とはどのようなものか。医療現場の実際のやりとりから、遺族の心のありようを考える本。
グリーフケアについては、大半の医療者は「遺族ケア」(=死後のケア)と考えがちだが、当事者(家族)たちにとっては、闘病中の患者と家族のためにしてくれた人間的な配慮の数々や、手を尽くしてくれた医療行為そのものによって、死別後の悲嘆が底支えされているものと捉えられている。
本書は、自身が子どもを亡くした経験から、遺族と医療者をむすぶ会を主催している著者が、体験者と共に開催した講座の記録である。
坂下 ひろこ 編著
彩流社
四六判 / 240ページ / 並製
定価:1,800円 + 税
ISBN978-4-7791-2567-6 C0047
奥付の初版発行年月:2019年03月 / 書店発売日:2019年03月27日
本日は以下の書籍をご紹介します。
グリーフケアスクールでご登壇いただいている、坂下ひろこさん(こども遺族の会「小さないのち」代表)が遺族各位と共に実施してきた講座を書籍にまとめられました。
子どもを亡くすケースに携わる関連領域の方は、読まれてみてはいかがでしょうか。
■家族にとってのグリーフケア〜医療の現場から考える / 彩流社
子どもを亡くした家族にとって、グリーフケア(喪失に伴うさまざまな反応)とはどのようなものか。医療現場の実際のやりとりから、遺族の心のありようを考える本。
グリーフケアについては、大半の医療者は「遺族ケア」(=死後のケア)と考えがちだが、当事者(家族)たちにとっては、闘病中の患者と家族のためにしてくれた人間的な配慮の数々や、手を尽くしてくれた医療行為そのものによって、死別後の悲嘆が底支えされているものと捉えられている。
本書は、自身が子どもを亡くした経験から、遺族と医療者をむすぶ会を主催している著者が、体験者と共に開催した講座の記録である。
坂下 ひろこ 編著
彩流社
四六判 / 240ページ / 並製
定価:1,800円 + 税
ISBN978-4-7791-2567-6 C0047
奥付の初版発行年月:2019年03月 / 書店発売日:2019年03月27日
2019/3/25
2019年度グリーフケアスクール総合パンフレットのお知らせ
桜開花の便りも届き、春ももうすぐですね。
さて本日は、当協会の2019年度総合パンフレットが完成しましたので、ご報告致します。
ご希望の方はお送り致しますので、事務局までお気軽にお問い合わせ下さい。
グリーフケアスクールでは、今年も多くの講師各位にご協力いただくことができました。
当協会は、「生前ケア・遺族ケア」「死別ケア・喪失ケア」を大切に考え、講座を構成しています。また、現場の違いによって、生命の緊急度、家族の心情、事例も変わってくることから、専門職がそれぞれの現場でできるケア実践を学んでいただけるよう、各専門領域から講師を招聘しております。
変更点は以下まとめましたので、よろしければご参照下さい。(敬称略)
■介護・福祉従事者コース
介護施設での終末期介護〜看取りケア〜遺族ケアを想定した講義内容に変更致しました。
また、認知症を喪失の一つと捉え、認知症の人と家族へのケアも、よりじっくり履修できる内容としました。
〇西久保孝子
社会福祉法人のぞみ 特別養護老人ホーム古江台ホール 施設長
社会福祉法人の職員として、介護職や相談員として働いた経験が10年。また管理職として施設の運営や現場教育に携わった経験が14年。人生の大先輩である高齢者の人権を守り、敬意を持った対応をすることを信条として日々業務にあたられています。高齢者施設で行われる、介護とケアの実際をお話しいただきます。
https://www.kyoto-griefcare.or.jp/teacher/koushi_47.html
〇山田裕子
同志社大学 社会学部 社会福祉学科 教授
研究内容は、介護者・ソーシャルサポート・初期の認知症の人とその家族の相談活動・初期の認知症の人とその家族への並行的サポート・認知症カフェの機能。主に、「認知症初期」の方とその家族への支援について研究され、実際ケアの現場にも立つ方です。認知症ケアと言っても、初期と終末期では本人と家族の心情は大きく異なります。職員の方に細やかに対応いただくべく、ご登壇いただいています。
https://www.kyoto-griefcare.or.jp/teacher/koushi_43.html
〇松田美智子
天理大学 人間学部 人間関係学科 社会福祉専攻 教授
研究内容は、福祉専門職の教育方法・高齢者福祉分野の認知症ケアや支援者支援(ケアに携わる人のケア)について。臨床看護を経て看護師・社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士の養成教育と高齢者福祉・保健及び介護福祉の研究教育活動に携わられています。高齢施設職員は、グリーフを含め様々なストレスに晒されバーンアウトすることも少なくありません。支援者支援の観点から、専門職自身のケアについてお話しいただきます。
https://www.kyoto-griefcare.or.jp/teacher/koushi_45.html
〇上山崎悦代
兵庫医療大学 共通教育センター 講師
特別養護老人ホームで生活相談員、病院でMSWとして現場経験を積まれた後、大学に入職され、終末期ケアにおける多職種連携・多職種連携教育について、研究されています。現在、多職種連携の重要性が説かれるようになった一方で、様々な専門職の思いが交錯し、その実施は簡単ではないことも説かれています。終末期ケアの中で、どのように多職種が連携できるのか、その具体的な方法も含めてお話しいただきます。
https://www.kyoto-griefcare.or.jp/teacher/koushi_46.html
■看護師・助産師コース
新たに2名の講師にご参画いただきました。
〇やまだようこ
京都大学名誉教授・立命館大学OIC総合研究機構上席研究員・ものがたり心理学研究所長
日本質的心理学会創設、現在常任理事。ご専門は、生涯発達心理学、ナラティヴ心理学、文化心理学。「喪失の語り」についての研究と考察を、ライフワークとして長年とりくんで来られました。喪失を経験した方と、関わる方が共同して「ものがたり」を形作るそのプロセスから生まれるものについてお話しいただきます。
https://www.kyoto-griefcare.or.jp/teacher/koushi_40.html
〇早樫一男
京都大和(だいわ)の家 統括施設長
家族療法の考え方を活かしながら、家族援助、家族支援を実施してこられました。様々な喪失を経験する家族に対して、歴史(ヒストリー)と物語(ストーリー)に思いを巡らせ、耳を傾ける(寄り添う)ために、構造理論をベースにお話しいただき、ジェノグラムを用いた演習も実施していただきます。
https://www.kyoto-griefcare.or.jp/teacher/koushi_48.html
■葬儀従事者コース
新しく1名の講師にご参画いただきました。
〇樋口愛峰
大阪天満橋カウンセリングルーム こころdeらぼ 代表
様々な喪失とグリーフを経験後、ケアを志し現在活動されています。冠婚葬祭専門学校ではグリーフケアについての講座を担当され、葬儀ディレクターを志す学生に対して、教育活動を実施されています。葬儀社に実習に出た学生から葬儀現場のヒヤリングを行い、現場でケアを実施する大切さと、難しさの両面を知る方です。
https://www.kyoto-griefcare.or.jp/teacher/koushi_49.html
様々な側面から考える研修を実施して参りますので、今年度もよろしくお願い致します。
桜開花の便りも届き、春ももうすぐですね。
さて本日は、当協会の2019年度総合パンフレットが完成しましたので、ご報告致します。
ご希望の方はお送り致しますので、事務局までお気軽にお問い合わせ下さい。
グリーフケアスクールでは、今年も多くの講師各位にご協力いただくことができました。
当協会は、「生前ケア・遺族ケア」「死別ケア・喪失ケア」を大切に考え、講座を構成しています。また、現場の違いによって、生命の緊急度、家族の心情、事例も変わってくることから、専門職がそれぞれの現場でできるケア実践を学んでいただけるよう、各専門領域から講師を招聘しております。
変更点は以下まとめましたので、よろしければご参照下さい。(敬称略)
■介護・福祉従事者コース
介護施設での終末期介護〜看取りケア〜遺族ケアを想定した講義内容に変更致しました。
また、認知症を喪失の一つと捉え、認知症の人と家族へのケアも、よりじっくり履修できる内容としました。
〇西久保孝子
社会福祉法人のぞみ 特別養護老人ホーム古江台ホール 施設長
社会福祉法人の職員として、介護職や相談員として働いた経験が10年。また管理職として施設の運営や現場教育に携わった経験が14年。人生の大先輩である高齢者の人権を守り、敬意を持った対応をすることを信条として日々業務にあたられています。高齢者施設で行われる、介護とケアの実際をお話しいただきます。
https://www.kyoto-griefcare.or.jp/teacher/koushi_47.html
〇山田裕子
同志社大学 社会学部 社会福祉学科 教授
研究内容は、介護者・ソーシャルサポート・初期の認知症の人とその家族の相談活動・初期の認知症の人とその家族への並行的サポート・認知症カフェの機能。主に、「認知症初期」の方とその家族への支援について研究され、実際ケアの現場にも立つ方です。認知症ケアと言っても、初期と終末期では本人と家族の心情は大きく異なります。職員の方に細やかに対応いただくべく、ご登壇いただいています。
https://www.kyoto-griefcare.or.jp/teacher/koushi_43.html
〇松田美智子
天理大学 人間学部 人間関係学科 社会福祉専攻 教授
研究内容は、福祉専門職の教育方法・高齢者福祉分野の認知症ケアや支援者支援(ケアに携わる人のケア)について。臨床看護を経て看護師・社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士の養成教育と高齢者福祉・保健及び介護福祉の研究教育活動に携わられています。高齢施設職員は、グリーフを含め様々なストレスに晒されバーンアウトすることも少なくありません。支援者支援の観点から、専門職自身のケアについてお話しいただきます。
https://www.kyoto-griefcare.or.jp/teacher/koushi_45.html
〇上山崎悦代
兵庫医療大学 共通教育センター 講師
特別養護老人ホームで生活相談員、病院でMSWとして現場経験を積まれた後、大学に入職され、終末期ケアにおける多職種連携・多職種連携教育について、研究されています。現在、多職種連携の重要性が説かれるようになった一方で、様々な専門職の思いが交錯し、その実施は簡単ではないことも説かれています。終末期ケアの中で、どのように多職種が連携できるのか、その具体的な方法も含めてお話しいただきます。
https://www.kyoto-griefcare.or.jp/teacher/koushi_46.html
■看護師・助産師コース
新たに2名の講師にご参画いただきました。
〇やまだようこ
京都大学名誉教授・立命館大学OIC総合研究機構上席研究員・ものがたり心理学研究所長
日本質的心理学会創設、現在常任理事。ご専門は、生涯発達心理学、ナラティヴ心理学、文化心理学。「喪失の語り」についての研究と考察を、ライフワークとして長年とりくんで来られました。喪失を経験した方と、関わる方が共同して「ものがたり」を形作るそのプロセスから生まれるものについてお話しいただきます。
https://www.kyoto-griefcare.or.jp/teacher/koushi_40.html
〇早樫一男
京都大和(だいわ)の家 統括施設長
家族療法の考え方を活かしながら、家族援助、家族支援を実施してこられました。様々な喪失を経験する家族に対して、歴史(ヒストリー)と物語(ストーリー)に思いを巡らせ、耳を傾ける(寄り添う)ために、構造理論をベースにお話しいただき、ジェノグラムを用いた演習も実施していただきます。
https://www.kyoto-griefcare.or.jp/teacher/koushi_48.html
■葬儀従事者コース
新しく1名の講師にご参画いただきました。
〇樋口愛峰
大阪天満橋カウンセリングルーム こころdeらぼ 代表
様々な喪失とグリーフを経験後、ケアを志し現在活動されています。冠婚葬祭専門学校ではグリーフケアについての講座を担当され、葬儀ディレクターを志す学生に対して、教育活動を実施されています。葬儀社に実習に出た学生から葬儀現場のヒヤリングを行い、現場でケアを実施する大切さと、難しさの両面を知る方です。
https://www.kyoto-griefcare.or.jp/teacher/koushi_49.html
様々な側面から考える研修を実施して参りますので、今年度もよろしくお願い致します。
2019/2/6
小さないのち ニ十周年シンポジウム「体験者が考えるグリーフケア」
プログラム
1.基調講演「生命の危機に直面する疾患をもつ患者と家族」とともに
演者:余谷暢之氏 国立成育医療研究センター総合診療部 緩和ケア科 診療部長
2.「小さないのち」の20年を振り返り
演者:坂下裕子
3.体験発表
・母親「最後まで生きると信じた白血病との闘い」
・兄 中学2年生(当時小学1年生)「きょうだいの気持ち」
・母親「我が子への迫られる決断と永遠の葛藤」
※発表の概要はウェブサイトに掲載中
4.会場との意見交換
日時
2019年3月24日(日)13:30〜16:30 開場13:15
場所
関西学院大学梅田キャンパス1405室 (茶屋町アプローズタワー14階)
対象
医療従事者 グリーフケアに関心のある人
定員
80人(要予約)
参加費
小さないのち(子どもを亡くした家族の会)の運営への支援として
一口500円の寄付を3口(1500円)以上でお願いいたします。
申し込み・問い合わせ
小さないのち に直接お願い致します。
※連絡先は、PDFをご参照ください。
プログラム
1.基調講演「生命の危機に直面する疾患をもつ患者と家族」とともに
演者:余谷暢之氏 国立成育医療研究センター総合診療部 緩和ケア科 診療部長
2.「小さないのち」の20年を振り返り
演者:坂下裕子
3.体験発表
・母親「最後まで生きると信じた白血病との闘い」
・兄 中学2年生(当時小学1年生)「きょうだいの気持ち」
・母親「我が子への迫られる決断と永遠の葛藤」
※発表の概要はウェブサイトに掲載中
4.会場との意見交換
日時
2019年3月24日(日)13:30〜16:30 開場13:15
場所
関西学院大学梅田キャンパス1405室 (茶屋町アプローズタワー14階)
対象
医療従事者 グリーフケアに関心のある人
定員
80人(要予約)
参加費
小さないのち(子どもを亡くした家族の会)の運営への支援として
一口500円の寄付を3口(1500円)以上でお願いいたします。
申し込み・問い合わせ
小さないのち に直接お願い致します。
※連絡先は、PDFをご参照ください。