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受講者の声 葬儀従事者コース

受講者の声

寺島 広之 様
有限会社日野岩
日野岩葬送会館 想樹の杜
グリーフケアながの
部長/グリーフサポーター
寺島 広之 様


グリーフケアを学ぶきっかけは、まず企業(会社)としては、2015年に創業から130周年という節目を迎えるにあたり、更なる顧客満足を追求しようとするときに、悲しみを抱くご遺族様の心情や心のあり様を葬儀従事者がサポートするということが必要であると考えたことです。 また、本来葬送儀礼が持たなくてはならない「グリーフケア」という役割を見直し、ホスピタリティや心を重要視した葬送文化を伝承していくために、グリーフについての知識やノウハウをきちんとした形で学ぶことが必要と考えたのです。
個人としては、これまでお手伝いをさせていただいたお客様が抱いていたのであろう悲嘆の感情を目の当たりにしながらも、もっと何かサポートすることができなかったのかというような後悔の思いもあり、自分の歩んできた葬儀従事者としての立ち位置というか、あり様をもう一度確認する場、また再構築する機会であると考えていました。
今まで取り組んできた葬儀は、グリーフケアを考えたサポートだったのか?グリーフの観点で考えたときに自分に足りないことはどんなことだったのだろうか?という思いが強くなりました。

実際に受講してみて、全コースに共通しているところは、受講している者だけが学べるということではなく、座学にしても演習にしても、そのコースのレベルごとに、企業にフィードバックしていくことができるという内容であることを一番に感じました。
また、葬儀従事者ということに特化されている内容ですので、理解しやすく、現場での様子をイメージしやすいので、これまでの自分との対比もできました。
特に、アドバンストコースでは「ファシリテーター」としてグリーフの観点をもって考えるという意識や傾聴技術などを、自社スタッフに伝えていくことを課題とされており、伝えることでより考えさせられる良い機会となりました。
もうひとつ、授業の少人数制ということもあり講師陣との距離が近いこと、受講者同士の距離が近いことで良い絆のようなものができたように思います。

受講後に変わったことは、お客様とのコミュニケーションの変化(傾聴など)および、接客や動きなどサービスを考えるときに、常にグリーフの観点を意識するようになったことです。また、スタッフに物事を伝える時にも、このサポートはグリーフケア、サポートにつながっているのかを判断しながら考え、伝えるようになったと思います。
職場での実践は、グリーフについての勉強会を開催すること、また対外的な地域への発信という部分も考えております。
死別に際してご遺族が、深い悲しみを抱いているその時にお手伝いさせていただく立場の私たちができることを改めて実感し、お客様に安心を感じていただくという重責なミッションに気づくことができました。