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受講者の声 葬儀従事者コース
葬祭ディレクター1級・全葬連葬儀事前相談員
里 正也 様
葬儀業界に務めて11年、入社した当時は葬儀後のアフター訪問を中心にご当家様に対して仏事の相談をしながらそれらに関する営業を行っていました。それから数年が経ち葬儀施工の部署に配属となり、これまで故人をすでに見送ったご遺族様とは違い、数時間前までは遺族という「くくり」ではなかった方々と接するようになりました。
葬儀後のアフター訪問をしている頃は、ご遺族様の心情の変化をなかなか知り得ませんでしたが、葬儀の部署に移ってからは故人様を送る過程の中でグリーフワーク(感情の変化や気持ちの整理)が急速に変化する様をみることとなりました。
人それぞれではあると思いますが、故人様を送るという臨終から葬儀を行う中で何らかの心情の変化が大きくあるのだと体感しました。その大きな心情の変化に対して葬儀という関わりの中で、どのようにサポートできるか、寄り添えるかを知りたいと思っていました。
グリーフケアを学んでいく中で、ご遺族様に対して十分な配慮が必要で気を付ける必要があると感じて言葉を掛け辛くなるような感覚も覚えましたが、最愛の人を亡くした直後から葬儀までも、葬儀後のアフター訪問することも関わり方は同じだと感じるようになりました。そしてよくよく考えれば人が亡くなる以前から、その人と家族の関わり方が重要で、葬儀の場面からではなく、それまでの時間が大切なんだということを学ぶことができました。
今後は人が亡くなるまでの時間がいかに大切かと言うことを伝えると共に、遺族となりグリーフを抱える人に対しても適切なサポートを行いたいと考えています。