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受講者の声 葬儀従事者コース
企画部主任
山崎明美 様
私は福岡県大牟田市にある専業の葬儀社で社員教育を担当しております。他のサービス業界から葬儀業界に入って6年目。スタッフの接客態度や電話応対、言葉づかいなどを指導する日々の中で、私自身が「葬儀社としての接客とは本来どうあるべきなのだろうか?」という大きな壁にぶつかっておりました。そんな時、グリーフケアという言葉に出会ったのです。
しかし何から学べばよいのか、どこで学べばよいのか見当もつかず、いろいろな教育機関を調べておりましたところ、私どもの社長から京都グリーフケア協会を紹介されました。こちらはグリーフケアを専門に学ぶ機関であり、葬儀に関わる人のための専門のコースがあるということでしたのでさっそく受講を決めました。
最初に協会にうかがった時の印象は今でも鮮明に蘇ってきます。鴨川沿いに建つ京の町屋の心安らぐ佇まい。隅々まで心配りの行き届いた室内。受講者のみなさんとの語らい。スタッフのみなさんのホスピタリティーあふれるサポート。そんな学び舎で先生と一つのテーブルを囲んで進められる講義は、アカデミックで1日7時間の講義にも関わらず、毎回時間が足りないと思えるほどでした。講義の内容も先生ごとに専門が違い、さまざまな切り口からグリーフを学ぶことができたことで、考え方の幅も広がったように思います。
何よりもグリーフケアの勉強を通して、「傾聴」をはじめとするコミュニケーションの基本に立ち返ることができたのが大きな収穫でした。ここ数年悩み続けていた「葬儀における接客」という壁も、「ご遺族をありのままに受け止める」という姿勢から考えてみることで、自然に目指すべき方向性が見えてきました。
そして、半年以上通った京都グリーフケア協会で上級の講座を終えるころには、グリーフを学ぶことで、実は自分自身が大きく癒されていることに気づきました。
『葬儀は携わる人が適切な対応をしたときにグリーフケアの役割を果たす』
今後もこの言葉を忘れることなく、私どもが関わるご遺族のグリーフワークを受け止め、寄り添うことができるよう、すべての社員でグリーフケアを学び実践して参りたいと思います。