受講者の声　葬儀従事者コース

「事務パート」単なるきっかけで葬祭業に飛び込んで27年。自宅葬ばかりの人手の要る時代に事務の傍ら現場へ出ての手伝い。 ただ見よう見まねで過ごした10年を経て、自社会館葬への変遷をたどり、施行担当へ。 「葬儀を滞りなく終える」当たり前で最低限の職務を遂行していくことの中に「その先に何ができるのだろうか」と常に考えながら担当をしていくうちに、 どれだけ喪家の気持ちに寄り添ったお世話ができるのか…と、自問自答するようになりました。金銭をいただく物的サービスは誰にでもできるし、 形として表れるものであるけれど、はかり知れない心のニーズにどれだけ添えるのか、喪家の心の傷みにどれだけ寄り添えるのか…。 そういう時に「グリーフケア」という言葉を知りました。知識としてのみ学ぶことではありませんが、もっと奥深い気持ちで担当したいと、 ネットで見つけたのがこの協会でした。少人数制で講義のみでなく、いろいろな場面設定と、多様な部門の先生方でのカリキュラムに惹かれ、 何も悩まずこの講座を選びました。家庭的な雰囲気の中で、疑問や意見をその場で口を開き、その場で解決できていくわかりやすさは何よりも身近で、 身についていきました。「気づき」を要するこの職業に、「気づき」を与えてくれた講座でした。決して心なしではできない葬祭業を、 これからも自問自答しながらも、何一つとして同じ形でない悲しみにある方々に寄り添える施行担当になりたいと、あらためて思いました。 時代の流れにより、葬儀形態も変遷している今の時代ですが、「心のサービス」だけは変わることなく、次世代の後継者の方々に伝えていきたいと思います。

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