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受講者の声 葬儀従事者コース
吉川 ゆかり 様
終活インストラクター検定に向けての勉強会の中で初めて「グリーフケア」という言葉を聞いたのが、私がグリーフケアを学ぼうと思ったきっかけでした。そこで簡単な説明を受けたものの良く理解できず興味本位で調べてみたら、自分が抱えている状況にドンぴしゃり!ちょうど、実母を亡くして、職業柄「供養」について学ぶ機会も多かった私が、真剣に学んできたことでは救われず、その感情を表に出すこともできずに苦しんでいた時だったので最初はカウンセリングに行こうかと考えました。ただ、私の仕事はそうやって苦しんでいる人が目の前にいる仕事なので、カウンセリングではなく「学び」に挑戦しようと決めました。
この協会に申し込んだのは一人の講師ではなく、沢山の講師の方がいらっしゃるので幅広い考え方を聞くことができると思ったのと、少人数制なので考え方の共有などコミュニケーションが取りやすいと思ったからです。
授業は、先生方の職業も様々なので実生活でのグリーフの例など本当に数多く聞くことができました。また、向き合っての講義なのでちょっと疑問に思ったことなどその場で聞くことができたのも良かったです。
接客の中で「相手を知る」ことがとても大切だと実感しました。この学びの場がなかったら、お客様の心のうちをあまり知ることなく仕事だけを進めていたかもしれません。お客様の「こころの状態」も想像したり考えたりすることでより、中身の濃い仕事ができるのだと実感しています。
今後の課題としては、グリーフ状態の方の継続的な関わりを、少しでも長く持てるような会社を目指すことです。今までも墓石の建立やお戒名の彫刻などで関わりのあったお客様と年に一度の地元のお祭りご案内ハガキでの繋がりはありましたが、先ずは一筆をその方への気遣いなどの文を入れるところから始められればと思います。