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受講者の声 葬儀従事者コース
浜野 昌代 様
葬祭ディレクター1級
業務で後飾り(※49日までの祭壇。納骨後は必要なくなります。)の片づけに伺った際、お客様が朝、自宅のカーテンを開けるのもつらい、全く何もする気になれない、食欲もない、など語られる方が続きました。そうしたご遺族に対して、私自身、かける言葉もなく帰社することが続きました。そんな時、1級葬祭ディレクター試験で勉強した葬儀概論の「グリーフ」という言葉がよみがえりました。どうしても学びたい!勉強したい!という思いが日増しに強くなり、インターネットで検索し、京都グリーフケア協会を知りました。
この協会は少人数制で、自分が疑問に思った事をすぐに質問できたり、それに対してディスカッションできます。また、その道の専門家の先生の講義を受けられます。そして1日を無駄にせず、10時〜17時までびっしり学びます。初級を受けた時点で、すぐに上級まで受講希望を出しました。最高の時間でした。
葬儀業は毎日が忙しく、業務に追われることもあります。葬儀が終われば、お客様とはもう会わない…そこでグリーフケアなんてできるのか?と悶々としていました。しかし、こちらでの学びを通して、私たちが一報を受けて、お客様にお逢いした時からグリーフケアが始まること。葬儀こそがグリーフケアであること。目から鱗で、そうなんだ!と受講するほどに深く感じていきました。学んでからは、仕事に対する姿勢も変わりました。
一人の方が亡くなるという事はとても大変なことです。縁で繋がれた方が、必ずいらっしゃいます。葬送のお手伝いをさせていただく私達が、グリーフケアの姿勢を学べば、葬儀は変わります!私は変わりました。その事を、上級を修了した今、強く感じます。今はまだ、「グリーフ」という言葉を知らない方も多くいますが、少しでも学ぶ方が増えるといいなと思います。そして最後に、受講して出会った他県の同じ思いを抱いている皆様と、繋がりができたことは私の財産です。