グリーフケアスクール
受講者の声 看護師・助産師コース
大隈病院
療養型病棟
准看護師 上鶴 知恵美 様
療養型病棟
准看護師 上鶴 知恵美 様
8年間看護師として勤めてきて、少しずつ苦しみの増していく患者さんやご家族の方にどう接すればよいのか、どんな言葉をかければよいのか、また、ご遺族に対し何のアプローチもできていない事にずっと悩んでいました。そんな時、私自身家族のガンによる死別や親しい人の事故死と悲しい出来事を経験し、この経験を何かに役立てたいと思っている時に出会ったのが、京都グリーフケア協会のグリーフケアスクールでした。
京都の町家という落ち着いた環境の中で、いろいろな立場の講師の方々から、本当に近い距離で講義を受けることができました。病気を告知されたその時から患者さんやご家族のグリーフワークは始まっている事、死別による悲嘆の過程は亡くなった人への想いや環境の違いから一人一人違うこと、悲しみや悔いを抱えながらも生きていくことができる力を取り戻していける様に支えることが大切であるということ等、様々な事を学ばせて頂き、たくさんの気づきもありました。職場でも安易な励ましはせず、10分でも15分でも傾聴するように心がけています。そしてこの学びは自分自身のケアにもなったと思います。
人の死には病死・事故死・自死等、様々な死があります。深い悲しみを抱える方々のグリーフワークを少しでも援助できる様にこれかたもグリーフケアを学んでいきたいと思います。