グリーフケアスクール
受講者の声 看護師・助産師コース
介護老健施設アネシス御影
看護課
川原 裕子 様
看護課
川原 裕子 様
介護老健施設で17年間勤務をしてまいりましたが、看取り体制をとっていなかった施設ではターミナルの場面になると転院されご本人様、ご家族様を最後まで支える事はできませんでした。毎回、「こちらで看取ってほしかった」と寂しくお別れしなければならないことが大変残念でしたが、それと同時に現場の介護、看護師達スタッフが看取りへの不安が大きくどう対応したらいいかわからないとの声が聞こえてきました。その当時、東日本大震災で兵庫県看護協会より支援ナースとして石巻へ派遣された時、それまで馴れ親しんだ住処や友人、仲間、家族、財産、将来などを失った方々
と関わる中で支える、寄り添うケアが容易なことではないという現実に直面し、真剣にグリーフケアを学びたいと考えるようになりました。
職場にきたパンフレットより京都グリーフケア協会を知り早速、基礎から学びました。グリーフの定義を認識し悲嘆のプロセスを知った時には本当に驚くばかりでした。その段階には病的反応さえ現れることも学びました。その時にどうアプローチできるのかを上級に進み実践方法の中でコミュニケーションの具体的に教えて頂きました。まだ、自信はありませんがこの学習で得たことをさらに職場や地域で活かせるようになりたいと思います。グリーフケアを学ぶなかで関わった看護師、医師他医療、福祉従事者の皆様をはじめ講師の先生方、事務局様との一期一会に深く感謝しております。ありがとうございました。