受講者の声 看護師・助産師コース
大前 友里惠 様
グリーフケアを学びたいと思ったきっかけは、死産の赤ちゃんと家族のケアに疑問を持ったからでした。「これで良かったのか」「もっとできたのではないか」と退院された後もずっと自問自答していました。
いつ何時も健康な赤ちゃんが産まれてくるわけではないことを理解していると思っていましたが、それは理解しているつもりになっていただけでした。そんな中、京都府看護協会の広報誌に京都グリーフケア協会の案内を見つけ受講を決意しました。
受講前までは、グリーフケアとは何かと聞かれても具体的にはわからず遺族ケアかな?いう認識しかなかった私ですが、講義を受けていくうちに、グリーフケアとはいったい何か?という答えを見つけることができました。
講義は、普段なかなか考える機会がない話題を深く考え、自分自身と向き合うことのできる貴重な時間で、人間として大きく成長させて頂けたと思っています。自分自身が気づかない間にグリーフワークを行い、グリーフケアをしてもらっていたことにも気づきとても気持ちが軽くなったこともありました。
また、臨床経験が浅い私にとって、様々な部署で働かれている先輩方からもお話を聞かせて頂ける機会でした。
受講中、NICU勤務となりました。
アドバンストコースまでグリーフケアとはどういうものかを学び考えたことをこれから生かしていきたいと思います。そして、たくさんのご家族と出会い、もっと医療者として人として成長していきたいと思います。