グリーフケアスクール
受講者の声 看護師・助産師コース
公立八女総合病院企業団 みどりの杜病院
完全独立型ホスピス緩和ケア病院
看護師
河納 穂積 様
完全独立型ホスピス緩和ケア病院
看護師
河納 穂積 様
現在、私は緩和ケア病棟で勤務しています。患者様が亡くなられた時に、グリーフ状態である家族に「もっと何か出来る事はないだろうか」と日々、考えていました。
看護師・助産師コースを少人数で、アドバンスコースまで受講する中で、妹が亡くなった悲しみを、自分自身解決できていない事に気付きました。
この30年間、妹の死に対して悶々とした気持ちを持ちながら過ごしてきた事。妹が死亡した時、周囲の人には見せないようにした事。
実際会った時はお棺の中で、妹に触れる事や、抱きしめる事が出来なかった事。今も深い悲しみを持っている事に気づき、またそれに目を向けたことは、自分自身のグリーフを振り返る機会になりました。
遺族会の担当をしているため、私のように大切な人を亡くし、深い悲しみの中にいる遺族や、その悲しみを感じとれていない遺族の言葉を傾聴する意味、聴くことの間のとり方、タイミングを考えながら寄り添っていきたいと思っています。