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受講者の声 介護・福祉従事者コース

受講者の声

田中小織 様
社会福祉法人聖隷福祉事業団
高齢者世話ホーム 松山エデンの園
ケアサービス課
課長補佐
田中小織 様


グリーフケア協会の研修に参加して

自施設の今年度の目標の中にグリーフケアについて課題があり、インターネットで探していると、京都グリーフケア協会を見つけました。少人数であり、専門の講師の方からきめ細かい学習という説明を見てここならと思い、申し込み致しました。

私にとってグリーフケアとは、残された家族様へのケアとして受け止めていましたが、研修に参加してからは、本人、家族、職員、が死に対して悲嘆・怒り・受け入れの気持ち・感情の変化を互いに共有し、最期をどのように迎え入れるか考えていく事が出来るようになる事と認識するようになりました。とても、奥が深くケアの難しさを感じました。 自施設のご入居者様は、お元気な時から最期まで「終の棲家」としての生活が出来る場所として選んで入居される方がほとんどです。

研修に参加してから、ご入居者がどのように生きて来られたか、今どのような生活を望まれているか知らないままでは、信頼関係が築けません。その時にターミナルケアが出来ないということに気づかされました。

ご入居者の多くの方がお一人で入居され、最期を迎える時に見守れるのは職員です。

今、お元気なうちから、ご入居者の生活歴を聞き取り、ご本人が最期をどのように迎えたいかを知り、職員が情報を共有できるようにしていこうと動き始めました。パーソンセンタードケアとグリーフケアがつながり個人を尊重したケアができればと思います。

聖隷福祉事業団はキリスト教の精神に基づく「隣人愛」を基本理念とし、松山エデンの園の理念は「明るく楽しく、共に輝いて生きる。」です。理念とグリーフケアが通い合い、「人と人との誠実なつながりを深め、私は必要とされている。」と感じられる互いの相互関係を作り上げ、ケアに取り組んでいきたいと思います。次回は上級に進み、職員にグリーフケアについて伝えていけたらと、考えています。



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