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介護・福祉従事者さま向け グリーフケアスクール ―実践型―
高齢者施設での看取り介護を中心に、死別・喪失について体系化されたカリキュラムに変わりました。
介護業界とグリーフケアスクールの背景
特養と老健の7割が実施する看取り介護は、日常的なサービスとなりました。団塊の世代が後期高齢者となる2025年を控え、今後その機会はますます増えます。死に瀕する高齢者と家族はさまざまな喪失感を抱き、グリーフ状態にあります。また専門職自身も支えてきた高齢者を亡くすことで、喪失感から気分の落ち込みや戸惑いを抱くことがあります。当講座は高齢者と関わる介護・福祉職員を主な対象とし、現場で活用できる喪失ケア・終末期ケア・グリーフケアの実践力向上を目標とします。死別に伴うグリーフケアだけではなく、あいまいな喪失理論をベースに、「認知症の人とその家族に対するケア」についても深く学びます。高齢者施設長、家族介護者、大学教員(社会福祉学)など、実際に認知症の人と関わってきた講師から学び、喪失ケアについて掘り下げます。また多職種で行う看取りケアカンファレンス運営や、高齢者施設職員のバーンアウトを防ぐストレスケア実施など、チームで関わる視点も大切に考え、カリキュラムを構成しています。
全課程を通して、様々な喪失を経験する高齢者とその家族に対して何ができるのかを少人数で話し合いながら学び、ケア実践に欠かせない自己理解を深めていただくこともできます。